2020年のお風呂の話
色々あった2020年も終わろうとしています。
いや、色々ありすぎたのかもしれません。
――1年前、僕は世界から押し寄せる祭典の熱気に胸を躍らせ、財布からヒモを解く心積もりをしていました。
――1年後、僕は世界から押し寄せる疫病の猛威に眉を曇らせていました。
正直に言うと、これほど退屈な1年はなかったです。
しかしなお、退屈な1年の中に希望を見出そうとした1年でもありました。
まあ、なんだかんだ今年も風俗に行きましたよ、という話でございます。
今回のお風呂は、晩秋の岐阜・金津園。
どうしても行きたい店、というよりは嬢がいました。それは……
ガチガチのレイヤー嬢に入浴したい!
世の中にアニメ・ゲームが市民権を得て幾星霜経つものの、なかなか「アニコス系が豊富な風俗店」は少ないです。
お風呂屋さんとなると、記憶にある限りは水戸や川崎にあるぐらいでしょうか。
しかし、”個人で衣装を揃えて接客してくれる”レイヤー嬢が、各地のお風呂屋さんにはちらほらと居るものです。
今回対戦を希望したのは、そんな人でした。
ツイッターで彼女のアカウントを見つけて以来、いつかは入りたいと思っていた方。
実は3月にも同方面に行く予定があり、その際にも登楼を計画していたものの、出勤スケジュールのミスマッチなどもあり断念をしていました。
恐らく足掛け2年半越しの目標が今回かないました。宿題を消化した気分。
さて、目標が定まったからには事前準備を整える必要があります。
事前準備……もちろんコスプレの指定です。今回の入浴の肝です。
昂ぶる闘志を抑え、手に汗を握りながら、狙いを定めるわけです。
何種類か候補を上げながら、予約電話と同時に1つの衣装に決めました。
――入浴当日。体調も問題なく、予約時間に合わせて訪問。ご対面の時です。
「こんにちは、○○です。よろしくおねがいします」
――そこには、写真で見たそのままの、いや写真の想像以上にキュートな、赤ちゃん主人公を介護する主さま的な衣装を纏った彼女がいました。
この店は価格的にはべらぼうに高いというわけではないのですが、明らかに価格帯以上のクオリティ。ウイッグもバッチリ。
「ああ、来てよかった」とこの時点で確信しました。
部屋に移動後、改めて自己紹介と雑談。
当然、オタク系の話には強く、ソシャゲの話で大いに盛り上がりました。
風俗の場合、求めたルックスとのズレは特に問題ではなく、真に大事なのは「相性が合うか」だと考えています。
顔がストライクでも、ボールを投げ返してくれないとキャッチボールにはならないのです。
――会話が盛り上がったところで、浴室へ。洗体、入浴の後、本人得意のマットプレイに突入。
個人的に、マットプレイは首が疲れたり、身体を持っていかれそうなのが苦手です。気持ちいいから我慢しているけど。
そんな彼女のマットプレイですが……とにかく凄かった。
四肢や背中を一通り攻めたらひっくり返される、というのが一般的な流れですが、彼女のプレイはとにかくじっくり、キツく結ばれたヒモを一つずつ解いて行くように進行していきます。
それはこの項を書きながら、全身で味わったゾクゾク、ゾワゾワとした感覚が蘇ってくるほどです。
通常の2倍以上の時間が掛けられたでしょうか。うつ伏せから仰向けに変わっても、まだ続く全身への攻撃。
ここまで追い込むか!
暖めて暖めて暖めて暖めて、ようやく最後の行程に突入してから、フィニッシュに向かうまでは刹那の時間しかなかったと思います。
これまで方方のお風呂屋でマットプレイを体験してきました。
この店よりも高額な店舗でのサービスも受けてきました。
それでも確信しました。
彼女が過去No.1のマットプレイヤーです。これだけで再戦を決意しました。
マット終了後、一旦休憩し、今度は本来の目的であるコスプレ着衣でのベッドプレイに移行します。
が、マットプレイがあまりにもクオリティが高く、2回戦目は流石にフィニッシュすることは出来ませんでした。
しかしこちらもコスプレが高品質。流れが逆だったら2回とも最後まで行けたのかもしれません。
以上が、世界がひっくり返りそうになりながらも、風俗に行くことがやめられなかった男のレポート2020でした。
来年も健康に気をつけながら、スキを見て登楼をしていきたいです。
今度こそオリンピックに金を突っ込んで、行けないかもしれないけどね。
皆さん良いお年を。